〒530-0047 大阪市北区西天満4丁目14番15号
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休業日 | 土日祝日、年末年始、GW、夏季休暇 |
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絵画を買う基準は人によって様々ですが、場合によってはとてももったいない買い方をされてる方もいらっしゃいます。
ご本人が納得して購入されているのであれば、どんなケースでも一概にそれが悪いというわけではありません。
それでも、絵画に使った金額が売却するときはほとんどゼロになってしまうケースから、逆に何倍にも増えるといったケースまであると分かれば、無関心ではない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
よくあるのが、絵画に何百万円も使いたくはないが、それなりに見栄えがするものが欲しいという理由から、数十万円から100万円くらいまでの絵画や版画を購入するケースです。
その辺りの価格帯の作品は玉石混交とも言えますが、そのほとんどは将来的に値上がりを期待することはできないどころか、売却する場合の金額は10分の1以下になってしまうことも少なくありません。
ところが、その画家の作品が気に入ったということで、何点も購入したりすると、結果的には何百万円、場合によっては1千万円以上もつぎ込んでいたりします。
それほどの予算を出せば、ビュッフェなどの海外でも人気の画家の作品でも手が届きますし、将来売却するときの価格もそれほど下がらないどころか、タイミングによっては値上がりしている可能性もあります。
もし、買いやすい価格の絵画のご購入を検討されておられる方で、ご予算にゆとりがある方でしたら、ワンランク上の価格の絵画を考えてみてはいかがでしょうか?
買い方を工夫されることで、作品をお持ちの間はもちろん、ご売却されるその時まで、満足度の高い購入体験をしていただけることと存じます。
バブル経済が崩壊し、所有していた絵画の相場が暴落して大損したとして、美術品購入がトラウマとなってしまったコレクターの方も少なくないようです。
しかし、すべての絵画の相場が下落したままという訳ではなく、バブル崩壊後数年で価格を戻したものの中には、現在当時の数倍にもなっている作品もあります。
その決定的な違いを生んだ要因の一つが、その作品の市場がどこにあるかです。暴落した価格がそのまま低迷している作品の多くは、市場が日本にしかないものでした。
バブル経済崩壊後の日本の経済は、長きに渡り低調を続け、日本人が絵画を購入する力もすっかり衰えてしまいました。
一方、日本人に競り負けていた欧米諸国のコレクターは、日本人の爆買いで高騰した美術品の相場が下がったことを受け、購入の勢いを取り戻しました。その結果、欧米人が購入する美術品の相場は順調に回復し、欧米の景気の高揚とともにバブル経済の相場をも超えていくことになったのです。
実はこの傾向はいまだに続いており、日本にしか市場がない美術品のほとんどは、その相場が下がり続けているのです。これは、日本のコレクターの間でも国際的な市場のある作品が人気であることを物語っています。
かつての手の出なかった日本人画家の作品が随分安くなっているので、買ってみようとお思いの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、数年後にはさらに安くなっている可能性があるのです。
フランス近代美術の作品のように、国際的にも人気のあるものはバーゲン価格にはなりませんが、長くお持ちになっても後悔のない買い物だったと喜んで頂けるとものと存じます。
絵画を購入する先としては様々な場所があります。
最初に絵画を購入する場所としては、百貨店が多いのではないでしょうか?大手の百貨店なら信用も十分で、きちんとした商品を提供してくれるだろうというのが一番の理由だと思われます。
確かに、大手の百貨店なら企業としての信頼性は非常に高いでしょう。信用第一の百貨店の提供する作品には、万が一にも贋物でないよう、必要でなくても可能な場合は必ず鑑定書が付随します。
また、大幅な値引きもしてくれるところもあるようですし、次回のお買い物に使える独自のポイントを沢山付与してくれるかもしれません。
そんな理想的な購入先とも思われる百貨店の一番の難点は、その価格の高さです。百貨店は自分で絵画の在庫を仕入れることはまずありません。すなわち、百貨店の扱うすべての絵画の価格には百貨店の利益以外に、納入業者の利益も加算されており、少なくとも2重の利益が載ったものになっています。ある意味、安心の代金といえるかもしれません。
次に、美術品を専門に扱う業者があります。呼び名は様々で画廊という以外に古美術商と称していたり、最近ではギャラリストなどという場合もあります。美術の業者といってもその規模や信用度、扱い作品など様々であり、一括りにはできません。歴史も実績もあり信用度の高い業者もあれば、店舗も在庫を持たず、借りてきた商材を持ち歩くいわゆる「風呂敷画商」などという業者や、安くで買い取った絵画をヤフオクで大量に売る業者などバラエティーに富んでいます。
ほとんどの業者は、自分の得意分野があり、その分野の作品を中心に営業しています。どんな画廊でも顧客の要望に応えるため、専門分野以外の作品でもできる限り調達してくれます。但し、その作品は他の業者から借りてきていることがほとんどです。その場合、百貨店同様、利益が2重に載っていることになります。
また、割安な価格を謳い文句にしている画廊もあります。本当にいいものが安い場合もあるかもしれませんが、中には一般人には判断が難しい怪しげな作品を扱っている業者もあります。怪しげな作品とは、鑑定人がいないなどの理由で、実質的に鑑定書を取得することが不可能なものであったり、作品の修繕のために画家以外の他人が後から書き加えて本人の描いた部分よりも多いものであったりと様々です。
そういう意味では、変なものを掴まされるよりは値段は割高でも信用できる百貨店で購入したほうが無難だといえるでしょう。
それ以外の購入先には、美術品を取り扱うオークションがあります。オークションに参加するのに特別な資格はありません。業者でもコレクターでも申込をして受け付けてもらえればだれでも参加することができます。オークションでは買いたい人のみが競い合って入札するので、公正な価格で購入できると思われている方も多いようです。
但し、落札価格が割安なものだとは限りません。むしろ、相場観のない一般の入札者が競り合った結果、業者が販売する価格の何倍にもなることもあります。
さらに、出品作品が満足できる作品かどうかを判断するには、ある程度専門知識が必要です。オークション会社は作品に不利になる情報を積極的には提供しません。それをきちんと確認しないで、落札してしまってもオークションでは基本的にキャンセルを受付けてくれません。
以上の内容から判断すると、絵画の購入先としてベストチョイスとなるのは、割高でもいいので安心できる買い物をしたいとお考えの方には百貨店が、また業者は選ぶ手間はかかりますが、知識の豊富な販売員から自分に合った作品のアドバイスなどを聞きながら、満足できるものを適正な価格で買いたいという方には、信用に値する実績のある専門の画廊が、そして絵画についてしっかり勉強する覚悟で、入札というダイナミズムを楽しみながら公正さのある価格で購入したいという方にはオークションということになるでしょう。
ギャラリーアイでは、国際的にも人気の高いフランス近代美術の作品を中心に、相場が確立された画家の作品ばかりを取り扱っております。
当社が提供する作品は、すべて厳選して仕入れた自社で所有する物件であり、その質、価格はもちろん、鑑定に至るまで当社が自信をもってお勧めできるものばかりです。
また、創業以来半世紀もの間、大阪を地盤に腰を据えて営業活動を展開しており、美術業界にて確固たる実績と信頼を築いております。
絵画の購入に際して不安をお感じの場合は、是非一度ご相談ください。
必ずや、ご満足いただけるご提案をお届けできると自負しております。
2024年のギャラリーアイの夏季休暇は、8月10日から8月18日の予定です
ご不便をおかけしますが、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます
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