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おすすめの画家 藤田嗣治

  • 理由1 海外でも高い評価を得た日本人アーティスト
  • 理由2 題材や技法が日本人好み
  • 理由3 人気が国際的にも急上昇中

海外でも高い評価を得た日本人アーティスト

「ジュイ布のある裸婦(部分)」1922年作
藤田が高く評価されることになった「乳白色の肌」を持つ一枚

今回おすすめするフランス近代美術の画家は、藤田嗣治です。

藤田嗣治って日本人画家じゃないの?と言われそうですが、生誕地は別にして近代にフランスで活躍した芸術家という意味では、れっきとしたフランス近代美術の画家ということになります。

藤田はシャガールやモディリアーニなどと同様にエコール・ド・パリ(パリ派)というグループに分類されます。

彼らに共通するのは、当時世界の芸術の中心地だったパリに憧れて集まってきた異邦人(フランスから見ての)という一点のみで、それ以外は主題も技法もバラバラです。

さて、藤田をおすすめする一番の理由は、海外でも高く評価された数少ない日本人の一人だからです。

無名の画家だった藤田は、渡仏して一年後に第1次世界大戦が勃発し、ほとんどの日本人が母国に帰国する中で、フランスに残留しました。日本からの送金もままならない状況下でも創作意欲は旺盛で、独自のスタイルを形成するために様々なスタイルを試みました。

そうして次第に評価を高めていった藤田は、1919年には有力な美術展の一つであるサロン・ドートンヌにその年の出品作すべて入選しただけでなく、その後審査員も務めるまで認められました。恐らくサロン・ドートンヌにとって最初のアジア系審査員だったと思われます。

その頃に確立した絵画技法が、「乳白色の肌」と呼ばれる陶器の表面のような乳白色の滑らかな下地の上に面相筆で描く手法です。この技法で描かれた裸婦と自画像がパリの社交界で人気を呼び、注文が殺到して、価格も高騰しました。

1930年代、1940年代にはいったんこの技法から離れることになりましたが、1950年代から最晩年に至るまで、藤田の作品を最も特徴づける技法であり続けました。

現在でも藤田の絵画の中で、この「乳白色の肌」と呼ばれる技法で描かれた作品が最も高い評価を得ています。

題材や技法が日本人好み

1950年代に描かれた少女像の一部分
藤田の少女特有の表情が魅力

藤田嗣治をおすすめする2番目の理由は、彼の好んで描いた題材や描画技法が日本人好みだからです。

藤田は最初に話題になった1920年代の裸婦から晩年の1950年代の小悪魔的な少女像に至るまで、実に多くの女性像を描いています。

ルノワールをおすすめしたコラムにも書きましたが、日本人の好むテーマの一つが女性像であり、女性を多く描いた藤田の作品は、日本の皆様にとっても親しみやすい絵が多いといえるでしょう。

また、女性像以外で藤田が好んで描いたテーマは動物たちです。中でも猫を描いた作品は日本人コレクターには好評で、少女と猫の組み合わせの作品はとても人気です。

さて、藤田の描画技法についても同様で、代名詞ともいえる「乳白色の肌」という描画技法も、日本人に受け入れやすいといえるでしょう。

この技法の魅力は、「乳白色の肌」といわれる陶器のように滑らかな下地だけでなく、実はそこに描かれた繊細な描線に寄るところも大きいのです。この描線は日本の面相筆を使って描かれているのですが、これは藤田の卓越した線描力があって初めて実現したものでした。

これは日本画の素養であり、日本人には馴染みの技術です。しかし、日本画の技術を油彩画に応用したといってしまえば簡単ですが、それを技術的に完成させるにはかなりの創意工夫があったようです。

「乳白色の肌」の滑らかな下地を作るために、藤田は独時の技法を発明し、その秘密は未だに100%解明されておりません。また、面相筆を使って日本の墨で描いたとされていますが、通常油性の下地に水性の墨で描くと弾いてしまいます。藤田はその問題を解決するための特別な工夫を施しているのです。

この1920年代に確立した藤田の独自の技法は、当時の最先端であった原色を使った荒々しい筆遣いの技法とは対照的なもので、フランスの鑑賞者には新鮮なものとして捉えられたことでしょう。

さらに、近年、日本画の源流である中国画の母国である中国のコレクターが、藤田の作品を熱心に購入し始めており、藤田の使った日本画の要素がそれに親しんできた国民や文化に受け入れやすいことの表れではないでしょうか。

謎の多い藤田の「乳白色の肌」には画家たちも興味津々だったようで、展覧会場に訪れたピカソも画面を食い入るように眺めて、そのテクニックに興味を示していたそうです。

藤田の油彩画をお求め頂いた際には、是非「乳白色の肌」の質感や面相筆で描かれた繊細な筆遣いを間近でご覧いただいて、藤田の独特な世界観を楽しんでいただければと存じます。

人気が国際的にも急上昇中

「誕生日パーティー(部分)」1949年作
2018年のオークションで10億6千万円超えで落札

藤田嗣治をおすすめする3番目の理由は、彼の人気が近年さらに上昇しているからです。

藤田が最初に評価されたのはフランスだったのですが、1929年に帰国した際に開いた展覧会は連日の大入りで入場者数6万人という大成功を収めました。

それ以降、藤田の作品は国内外で人気が高かったのですが、最近まで国内の相場のほうが海外のものよりもはるかに高く、日本での価格が海外の価格の何倍もすることも珍しくありませんでした。

ところが、2013年に「ジュイ布に横たわる裸婦」と題された作品がニューヨークのオークションで約1億2千万円で落札されて以降、次々と1億円を超える金額で落札され始めました。

特に、2016年に約5億6千万円で落札された藤田の「裸婦と猫」という作品は、その2年前の2014年にもオークションで落札されていたのですが、その時の価格が約2億円であり、たった2年間3倍近くに高騰しました。

その時のオークション会場が香港であり、中国人コレクターの影響が強く感じられる結果となりました。

さらに注目すべきなのは、それらの高額で落札されたのがサイズの大きな裸婦だったということです。

実は、裸婦という題材は日本ではあまり人気がありません。したがって、それまで裸婦の価格は1950年代以降に多く描かれた少女像に比べて安かったのですが、海外コレクターによって「乳白色の肌」の裸婦が高額落札された結果、今度は裸婦の相場のほうが日本人好みの少女よりも高くなってしまいました。その後、裸婦の相場に引っ張られる形で少女の相場も高額になりました。

最近では、2018年に「誕生パーティー」と題する動物たちの宴会する様子を描いたサイズの大きな作品が10億円を超える価格で落札されましたが、これが藤田のオークションにおける最高落札価格の記録となっています。

さて、海外コレクターに人気が出た影響で高騰した藤田の作品ですが、コロナ禍で経済が疲弊する中でも相場にマイナスの影響は見られず、高止まりしている模様です。

高額になって買いにくくなったのは事実ですが、これで藤田は国際的にも真に需要のある画家になったともいえ、作品の相場の安定も期待できます。

現在では、水彩でも出来のいいものになると一千万円を超える作品も珍しくなく、決して気軽に作品を買える画家ではありませんが、将来的にもその価値は維持される可能性が高く、安心してお持ちいただける資産ともいえるでしょう。

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ギャラリーアイ代表の高田です。
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